平成18年度メディア科学リサーチセンター年報
目次
  1. 1.巻頭言
  2. 2.組織と構成員
  3. 3.設立記念シンポジュウム
  4. 4.音声ドキュメント処理ワークショップ
  5. 5.研究報告    
 
  1. 1.巻頭言
 
メディア科学リサーチセンター年報の発刊に寄せて
 
                    中川聖一(センター長)
   
 平成18年12月1日に情報メディア科学リサーチセンターが発足し、12月に設立記念シンポジュウム、2月に第1回音声ドキュメントワークショップを開催し、4ケ月間の18年度の活動を終えた。短い期間であったため、センターの年報を発刊するかどうか躊躇したが、記録として残し、情報共有することに意義があると考え、お忙しい中、兼任の先生方に原稿の執筆を依頼した。但し、なるだけ負担をおかけしないでという基本方針で、この4ケ月間の研究成果だけでなく、最近の本センターに関連する研究を紹介していただくことにした。これらの情報を共有し、次の共同研究へと発展することを願っている。
 本学の各種のセンター年報は、それぞれ目的・予算などの関係で、紙ベースが主であるが、本センターの年報は、活動記録と情報交換・情報発信を主目的とし、Webベースで発行することにした。研究成果は学会等対外的に発表されるので、本年報は、本学の多くの教員が関わっている「メディア科学」の簡単な研究紹介と主な発表文献の紹介に留めるのが適当と考えている。
 平成19年度は、皆様のご協力により、新たに学内の3名の教員の兼任の参加と他大学から7名の客員教員をお願いしている。3つのシンポジュウム、1回の学内報告会を計画しており、センター活動は軌道に乗ると考えている。センターの舵をどう取るか、皆様のお知恵を拝借し、本センターから新しいメディア科学のパラダイムを世に発信していければと願っている。
 
  1. 2.組織と構成員
 
センター長
    中川聖一 教授
視聴覚コア
    堀川順生 教授(コア代表)
    金澤靖 助教授
    村越一支 助教授
    菅谷保之 講師
メディア信号処理コア
    章忠 教授(コア代表)
    田所嘉昭 教授
    栗山繁 教授
    三宅哲夫 助教授
情報環境コア
    梅村恭司 教授(コア代表)
    市川周一 助教授
    廣津登志夫 助教授
セマンティックアーカイブコア
    増山繁 教授(コア代表)
    青野雅樹 教授
    秋葉友良 助教授(センター専任)
e-Learningコア
    新田恒雄 教授(コア代表)
    河合和久 助教授
    杉浦彰彦 助教授
    吉田祥子 講師
    
  1. 3.設立記念シンポジュウム
 
平成18年12月のメディア科学リサーチセンター設立を受けて、記念シンポジュウムを12月26日に開催した。シンポジュウムは、センター構成メンバーからの研究概要紹介に加え、学外のメディア科学関連研究組織から3件の講演を招待した。また、講演終了後にご講演者およびセンター関係者にて懇親会を開催した。会場参加者数は約71人(うち学外より8人)、懇親会参加者は35人(学外7人)であった。
学内のリサーチセンターからの発表では、西永頌学長の挨拶の後、まず中川聖一センター長から設立の主旨および研究組織全体の概要の紹介があり、続いて、堀川順生視聴覚コア代表、章忠メディア信号処理コア代表、梅村恭司情報環境コア代表、増山繁セマンティックアーカイブコア代表、河合和久e-Learningコア代表代理から、センターを構成する5つの研究コアの研究概要について紹介があった。
学外からは、京都大学・学術情報メディアセンターから美濃導彦センター長、NTTコミュニケーション科学研究所から中岩浩巳副所長、大阪大学大学院情報科学研究科から西尾章治郎研究科長をお迎えし、各々のお立場からメディア科学研究についてご講演を頂いた。
 
発表資料
 
  1. 4.音声ドキュメント処理ワークショップ
 
音声ドキュメント処理ワークショップは、講義・講演・放送番組・ネット上のマルチメディアコンテンツなどの音声を含む様々なデータを、言語の知識・記録形態としての「文書」として扱う音声ドキュメント処理に関する研究・技術の発展を促進することを目的として、メディア科学リサーチセンター主催、情報処理学会音声言語情報処理研究会(SIG-SLP)共催のもと、平成19年2月26日から27日の2日間にわたり本学情報メディア基盤センターマルチメディア教室にて開催した。
一般発表セッションでは、講義データの収集・分析、e-learning、音声ドキュメント検索、言語モデル、マルチメディアコンテンツの生成、音声ドキュメントの認識・処理手法など、音声ドキュメント処理に関する研究テーマを網羅する多様なテーマで22件の発表が集まった。また、NHK技研の八木伸行氏、神戸大学の有木康雄先生に、音声ドキュメントに対するメタデータの構築に関する特別講演をお願いした。68名(うち本学以外40名)の参加者があり、会場は終始満席の状態で活発な議論が行なわれた。初日の会議終了後に企画した懇親会には、約30人(学外22人)が参加した。本研究分野における研究活動を総じて概観し議論する場となった。
また、本ワークショップでは、情報処理学会音声言語情報処理研究会のもとで活動を行なっている音声ドキュメント処理ワーキンググループの活動の一環として、講演データの研究利用のため、ワークショップで発表した講演に対する講演の収録を行なった。収録したデータは、発話書き起しなどのメタデータ付与を行なった後、研究利用として公開する予定である。
なお、第2回目の音声ドキュメント処理ワークショップは、2008年の初頭に開催する予定である。
 
 
  1. 5.研究報告
 
センター各教員の研究を報告する。センター設立後の4ヶ月の研究成果だけでなく、ここ1、2年の関連研究の紹介と、発表文献を掲載した。また、教員の所属は平成18年度(平成19年3月)の所属を記載した。(注:第2工学系=生産システム工学系、第4工学系=情報工学系、第5工学系=物質工学系、第7工学系=知識情報工学系)
 
視聴覚コア
メディア信号処理コア
情報環境コア
セマンティックアーカイブコア
e-Learningコア
 
それぞれ、教員名のリンクを辿って閲覧して下さい。